1. HOME
  2. 達人にときめき
  3. 野菜・果物・きのこ
  4. 産直野菜

INTERVIEW

達人にときめき

皮ごと、イケます。
野菜・果物・きのこ

産直野菜

「目の前は日本海です。砂地で水はけがいいから、肌がきれいな柔らかい野菜が育つんです。かぶも人参も、皮ごとかぶりつけます。すごいでしょ?」と父を継いで20年以上になる山本雄一さんが自信をみなぎらせます。口癖は「皮をむかずに食べてほしい」。新潟の沿岸部ならではの肥沃な土からたっぷりの滋養を蓄えたうまみは皮周辺にとくに凝縮されているといいます。

「農薬はできる限り減らす。これは鉄則です。その分、土にがんばってもらう。堆肥も近隣の豚やさんからもみ殻や豚フンもらって、土に栄養付けるんですよ」と、山本さんはときめき旨米豚を生産する外川さんたちとつながりながら、循環型農業を実践し続けています。

「この辺りは継いでる同世代が多い地域。暇見つけては集まって、土づくりや肥料改良について意見交換するんです。親世代はもちろん偉大だけど、自分らは自分らなりの挑戦も続けていかないとね」

畑の水やり

海岸線だけあって、海風が強く土の表面がすぐ乾いてしまうのが難点。水の管理はとくに気を遣います。「夏場なんか2時間おきに水やって、畑の湿り具合を見続ける。うち坊主といるより、畑にいる時間の方が長いかも。過保護もいいとこですね」と、山本さんは笑います。

「でもね、子育てと一緒で、やっぱり手をかけたら、かけただけ育つ。そればっかりは、ホントです」

山本 雄一さん

達人にときめき